2007年2月
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H19.2.04
撮影
H19.2.04
撮影

 2月4日、秋田の沿岸部に暴風雪波浪注意報が発令されました。
愛犬といっしょに浜辺を散歩しました。波の高さは6〜7mがあったでしょうか。
強風に波の華が舞っています。

 暖冬の1月から、2月は一転して真冬の寒さになりました。
上の生物? フグの仲間、ハリセンボンです。もう、死んでいます。フグですが毒はありません。
ハリセンボンにとって、急激な天候の変化は耐えられず?どっかの県?で、ハリセンボンが
大量に浜辺に打ち上げられたと報道されました。
秋田の冬の浜辺で、ハリセンボンが浜辺に打ち上げられることはめずらしいことでありません。
 愛犬が口にくわえて食べようとしますが、針が痛くて諦めました。
ハリンセンボンでフグ提灯を作る人がいます。残念です。私は作れません。
 一昔前、いや二昔前、浜辺に打ち上げられたハリセンボンを拾ってきて、
玄関先にぶら下げる風習がありました。私の生まれた地方です。
家の中に災いが入って来ないように、ハリセンボンの針で災いを撃退しました。
ハリセンボンによる魔よけです。ウスタビカの繭と同じく、この風習も、今はありません。
ハリセンボン ロゴをクリック。
 ネットで検索してみたら、
ハリセンボンによる魔よけの風習は全国的に見られることがわかりました。

H19.2.04
撮影
H19.2.04
撮影

 我が家の近くの原っぱで見つけました。 
妻と末っ子に写真を見せて質問しました。@上の写真の中の丸い物は何か?
A何のためにスケールまで写したか。皆さん、わかりますか。
妻と末っ子の解答、@は正解で、カマキリの卵です。Aの解答は、卵の大きさを測るためと解答。
ふたりとも不正解。
Aの正解は、秋にカマキリが卵を産み付けるとき、その冬の積雪予想・予知をして、
雪で覆われない位置に産み付けます。カマキリの予想・予知は的中しました。
上の2個とも雪で覆われていません。
カマキリさんにしてしてみれば、予想・予知でなく、確信なのかもしれません。
自然の神秘を感じました。

 


BW−1


BW−2

 やっと本題です。2月4日、暴風雪波浪注意報が発令の中、我が町の茅葺き民家です。
強風で雪雲が早いスピードで東へ流れて行きます。雪雲の間から一瞬、陽光が差し込んできます。
その一瞬を撮りました。



BW−3


BW−4

 雪雲の間から一瞬、陽光が差し込んだと思うと、また、次の瞬間には猛吹雪になりました。
ほほを刺すように横殴りの雪が降ってきます。これが、秋田の冬です。

 
上の写真、私です。茅(ススキ)刈りをしています。茅刈り、初めての体験学習です。
茅職人のK氏といっしょに刈りました。
兼業農家で生まれ育ち、農業体験は豊富ですが、カマを持って茅を刈るのは初めてです。
慣れない作業で、ぎこちない姿です。K氏の指導の下、奮闘しましたが、やはり、半人前でした。
茅の質は太くて、背丈があり、良質の茅でした。今冬は雪の重みで折れることもなく、
また、秋に刈り取るのと違い、余計な葉が落ちて枯れているので軽量です。
11時頃から3時頃まで刈り取って、約2丸(〆)半ほど刈り取りました。軽トラック1台分です。
明日の筋肉痛が心配ですが、無事終了することがきました。
車に飾ってあるウスタビカの繭のおかげです(~o~) K氏も飾っています(^O^)

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 ◆茅場の所々に、トゲのあるタラの木がありました。
タラの芽は天ぷらにすると美味で春の味覚です。
今や、スーパーで売るほど人気のある食材です。
このタラの木は茅屋根に刺して、魔よけにする風習がありました。
  
 私のホームページが縁で交流のあるF氏から頂いたメールに、
次のような興味ある記事がありました。 
 ◆かまくらで有名な横手市周辺では、「百万遍念仏講」という行事があります。
「百万遍念仏講」は、長さ10Mの木製の数珠を集落のご婦人たちが輪になって回しながら
念仏を唱えます。その行事の長老役のおばあさんから伺ったところ、
その数珠は百年以上前に作られたもので、数珠はタラの木を削って作ったものだそうです。
棘があるタラの木は災いを寄せ付けないという言い伝えがその集落にあったということです。
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BW−5


BW−6

 2月9日、気持ちいい初春を思わせる陽気でした。
2月の秋田、きょう一日限定の晴天のようで、明日からまた雪の予報です。

 県南は雲で覆われて鳥海山が見えません。東へ向かいました。東の方も雲が多く、
途中から北上しました。
冬の写真撮影、楽しみが2倍になりました。
目的地の途中、里山を通るため、寄り道をして繭を探します。恐いマムシや熊はいません。
できるだけ、行きと帰りで同じ道を通らないようにします。
お陰様で、行きと帰りで約20個取りました。

 本題です、北は晴れていました。風もなく抜けるような空の青さが心地よい春を感じました。
春の陽気に、南向きの土手にフキノトウが芽を出しました。



BW−7


BW−8

 初春の風景から、一転して冬の風景です。またまた、トンネルを抜けて来ました。
真っ青な空で、ウスリハの葉の緑がいっそう眩しく見えました。



BW−9


BW−10


BW−11

BW−9の遠景、里山の遠くに里山より低く見える真っ白な雪で覆われた山???、
見えませんね。BW−10とBW−11の山です。
県都秋田市から東に見える太平山です。
秋田市内とその周辺にある小・中・高校の校歌に、「太平山」は必須条件と思われるほど
歌詞に登場します。
 肉眼できれいに見えても、いざ、写真で撮ってみると、いつもがっかりでした。
きょうは、きれいに撮れました。



BW−12



 さて、ふたりで談笑するこの光景、何でしょうか。

 炭を作っています。炭を作るため、釜土の火加減を見ています。
昔ながらの釜土を復活させて炭を作っています。
私の知る限り、炭焼きの釜土は、県内2例ほどです。
見学者も多く、比較的、秋田市に近いため、需要があります。また、県外にも需要があります。
 以前、この集落でミニ炭俵を作っている光景を紹介しました。いつのショットか忘れました。
ミニ炭俵の中に炭を入れて販売します。ミニ炭俵にすることによって商品価値が高まりました。
本来の目的から、消臭剤やインテリアなどにも使います。
なかなか大変な作業と手間がかかるため、需要に供給が追いつかない状態です。
残念です。炭の釜出しは、明日とのことです。

 おふたりのうちおひとりの方とは面識がありました。昨年の稲刈りのときです。
また、2〜3年前にもお孫さんといっしょに写真を撮りました。
お孫さんにと、ウスタビカの繭を差し上げました。
この地域でも、ウスタビカの繭を魔よけにする風習があったそうです。
今年の私のテーマとして、魔よけについての聞き取り調査が加わりました(^O^)



BW−13


BW−14

 2月10日、昨日一日限定の晴天のはずが、きょうも晴れました。曇りの予報が晴れました。
明日は強い寒気が入り込むため、雪の予報です。
 
 午前中、里山に出かけました。以前、途中で引き返した舗装の林道を、さらに走りました。
天気に誘われて数台の車とすれ違いました。
皆さんそれぞれに、里山の散策、楽しさ満載のようです。

 里山の帰路、写真を撮りました。ラッキーです。ちょうど郵便屋さんが配達中でした。
例により勝手に撮らせて頂きました。ありがとうございました。
 もうひとつ、目的がありました。
以前、写真を撮ったとき田んぼの右側の雑木林でウスタビカの繭を見つけました。
約10個ほど見つけました。そのほとんどが頭上高く、とても採集できそうにありません。
やっとのことで2個採集できました。
2個を持って、写真の民家を訪問しました。昼どきでおばあちゃんが在宅でした。
里山で採ってきたヤママユガの繭と、ウスタビカの繭をプレゼントしました。
前回、おじゃましたときは畑仕事の最中で、そこで山繭の話をしました。しばし、その話で
盛り上がり、今度、おじゃましたとき、なんとかプレゼントしたいと思っていました。
温かい会話ができて、帰路は清々しい気持ちになりました。



BW−15


BW−16


BW−17

 青空に誘われて出かけました。鳥海山を目指して南へ向かいました。
残念です。目指す鳥海山は厚い雲で覆われて見えません。進路を東に変更しました。
途中、トンネルをいくつか通って、最後の長いトンネルを抜けたら風景が一変しました。
ご覧のように一面雪景色でした。今年、初めてカンジキを使いました。
雪景色と真っ青な空のコントラストがなんとも言えません。
山肌のところどころが露出して、積雪量は例年に比べて少ないようです。



BW−18

 煙突の煙がまっすぐに伸びて風のおだやかな日でした。
今年葺き替えのための茅は、防風・防寒を兼ねて立て掛けてありました。



BW−19


BW−20

BW−21

 BW−18の遠景です。BW−19の沼は氷が張っていました。
沼の上にあるナラの木を見たら、山里の宝石、ウスタビカの繭がぶら下がっていました。
なんとも愛らしい光景です。
思えば、ずっと昔からあった風景のはずが、今冬は、私の瞼にとても新鮮に映ります。
愛らしい繭のおかげです。




BW−22

 ウスタビカの繭のさらに上の方に、ヤママユガの繭が1個ぶら下がっていました。
大きなナラの木に、ウスタビカの繭1個とヤママユガの繭1個、
そして、山里で暮らす人々との共存共栄です。
1本の木に、決してたくさんの繭がぶら下がっていることはありません。
まるで、お互いにルールを決めているかのようです。
里山のルールを勝手に破るのは人間様だけのようです。



BW−23

 2月22日、朝から終日、快晴でした。冷え込みが厳しく、水たまりは氷が張っていました。
久しぶりに鳥海山を目指しました。途中、朝の冷え込みで霧が発生していました。
 白く見えるのは、雪でなく霜です。
この場所から、いつもより多く鳥海山のスポットを紹介します。



BW−24

 竹林の間から見える鳥海山です。このスポット、民家を含めて初めて紹介します。




BW−25

 例年なら、この辺の田んぼは、まだ、雪に覆われている季節です。
里山の雪もほとんどありませんでした。



BW−26

 ここまで来てようやく田んぼや畑に雪がありした。そして、ようやく鳥海山も大きく見えてきました。


BW−28

 雪解けが進んでも積雪1メートルの風景です。



BW−29

 ホームページで、公開するか迷った写真です。 
昨年、「堪忍袋の緒が切れた話」を書き込んでから、しばらく自粛していました。
ご主人が在宅でした。天気がいいので外を散歩中でした。温かく迎えて頂きました。
昨年の非礼をお詫びして(私の責任のようで)、丁重に写真をお願いしました。
 雲ひとつないので、写真は10分ほどで終わりました。
どこでシャッターを切ってもご覧のようなすばらしい写真が撮れました。
写真が終わり、ご主人としばらく世間話しました。事件後のその後についても聞いてみました。
先月、遠路はるばるS県在住の方が来たそうです。早朝6時に来たそうです。そして、夕方にも。
写真を撮る側の都合とは云え、 非礼のなかったことを祈ります。
写真コンテストや芸術作品にこだわると、こんな行動になるのでしょうか。



BW−30

 1メートルを超える積雪の風景です。この民家で暮らすご主人が語ってくれました。
昨年に比べて3分の1、例年に比べて半分以下です。
昨年の今ごろ、道路から見える風景は空だけでした。今年は周りが見えます。
暖冬で周りが見えても豪雪から逃れることはできません。幾分、除雪の回数が減っても
生活が難儀なことは変わりありません。
できればこのまま雪が降らずに雪解けが進んで、春を迎えたいというのが切実な願いです。

 今月のショットは、これで終了。

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