2009 7月
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DK−1

道草 1 E−11で紹介したお寺の本堂です。
前回、訪れたのが先月で、その前が平成15年のことです。
藩政時代、出羽の国(秋田県)矢島藩主生駒氏の菩提寺、龍源寺本堂です。
本堂の屋根は茅葺きです。
 生駒氏は讃岐高松城主でしたが、お家騒動から
1640年、出羽の国(秋田県)矢島一万石に移封されました。
移封後に讃岐高松城主になったのは、水戸藩、二代目藩主徳川光圀
(水戸黄門)の兄、松平頼重です。

DK−2

 蓮の池と山門から見るお寺の本堂です。
私のホームページ、人の営みがある茅葺き民家の紹介です。
従って、国指定等の茅葺き造りの建造物は道草○○で紹介して来ました。
 なぜ、7月のショットに?
これだけの大きな本堂、風格のある茅葺き造りの建物、当然、重要文化財で
屋根の葺替えに伴う諸費用は、国や自治体からの補助金によって
維持・管理されていると思っていました。

 先月、お会いした茅手さん(DJ−30)は、このお寺の檀家さんです。
茅葺きの本堂の話になって、ずっと葺替えをしていたことを知りました。
そして、屋根の修復はお寺と檀家の人々によって維持・管理されていることを
知りました。
残念ながら、最近の葺替えは、全部、県外業者によって施工されました。
そして、屋根の材料のほとんどは、秋田ではあまり使わない葦(ヨシ)によって
葺かれました。
秋田県にありながら、諸事情により、県外の材料を使い、県外業者によって
葺かれたのは残念です。
 ご住職の方とお話することができました。
今回の葺き替えが、たまたま、諸事情により県外の業者によって施工されました。
次回も県外業者で施工するとは限らないそうです。
  秋田の文化財は秋田の職人と秋田の材料で施工を。
秋田の茅葺き建造物に対する私の勝手な願いです。

DK−3

 お寺の本堂、登録有形文化財の指定を受けています。
この制度は知っていましたが、本物のプレートを見たのは初めてです。
 私の手元に文化財登録制度のパンフレットがあります。
以前、県庁で5部ほど頂きました。
持っていますが、これを活用することはありません。

 登録の基準は、築後50年を経過、国土の歴史的景観に寄与しているもの、
造形の規範となっているもの、再現することが容易でないもの・・・などです。

 この基準を満たすと思われる茅葺き民家、私の勝手な思い込みで、
県内各地にあります。でも、そこに暮らす家主の方に勧めていません。
個人で行う面倒な手続きの割に、直接的にかかる屋根の葺替え費用に
補助がないからです。

DK−4

 茅葺き造りが4戸ある風景です。雲は夏の積雲です。

DK−5

 夏の花、タチアオイの花です。おばあちゃんが散歩中でした。
しばし、お話することができました。
この地域周辺は、家ツバメがたくさん飛んでいます。
おばあちゃんの家にも巣作りしているそうです。
なんでも、今の時季、1回目の巣立ちが終わり、2回目のヒナの子育て中を
しているそうです。初めて知りました。ありがとうございました。

DK−6

 蕗の収穫作業をしているご婦人です。山菜の蕗を畑に植えたものです。

 向こうに見える茅葺き民家、今春、葺き替えをしました。
おじゃましたとき、ご夫婦で在宅で、以前、撮った写真をプレゼントすることが
できました。そして、ご夫婦で記念写真を撮らせて頂きました。
とても微笑ましい写真で、公開できないのが残念です。



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