2010 6月
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 まるで富士山のように美しい鳥海山です。視界良好で遠方からでもきれいに
見えました。手前にあるピンクの花は、タニウツギです。里山を彩ります。

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 久しぶりに訪れました。今年も咲いていました。白花、タニウツギの花です。
藍色の花はアケビの花です。
他県で白とピンクの混合のタニウツギ?を見たことがあります。
秋田のタニウツギ、ほとんどが淡いピンク色です。
全部が白花のタニウツギ、県内各地回っていますが、他で見たことありません。

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 日陰になっていますが、手前の花はタニウツギです。遠くに鳥海山です。

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 白花のフジの花とアヤメ?の向こうに茅葺き民家です。

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 5月から6月にかけて、タニウツギと並んで秋田の里山を彩るフジの花です。
県内の里山、至る所で見ることができます。
フジの花の向こうに茅葺きの納屋です。いずれ消えゆく運命にあります。
だから、発見したら記録として写真に収めます。

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 妻を同行して5月から何度かこの場所を訪れました。
早朝、犬の散歩で近くの浜辺に行きます。その場所から鳥海山の全景が
見えます。私の写真、鳥海山が見えたら迷わず、鳥海山を目指します。
 田植え直後の写真が撮りたくて、早朝、妻を同行して出かけました。
確かに見えていた鳥海山、現地に着いたら朝霧に包まれて、鳥海山が
見えません。しばらく、待っても霧が晴れず、その日は諦めました。
上の写真は、田植え直後の2回目でようやく撮れた写真です。

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 何度かの挑戦でやっと撮れました。逆さ鳥海山がきれいに水面に映りました。
映った場所は田んぼです。
田んぼ1枚が1.2町歩(1.2ヘクタール)で、60m×200mの田んぼです。
直接、種籾を蒔いて育てる直播きの田んぼです。どのようにして蒔くのか見たこと
ありません。
田植機を使わないので、苗をハウスで育て、田植機で植える作業がありません。
その分、手間がかからず、効率的です。

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 こちらの田んぼは田植機による田んぼです。上と同じ広さです。
今度、農家の方にお会いしたら、田植機と直播きでどれほどの収量の差が
あるのか聞いてみたいと思います。

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 直播きの田んぼです。苗が成長しています。直播きのため、乱雑に見えます。

 きれいに見えた鳥海山、アマガエルさんといっしょに見ました。
蕗の葉の上で、遠く鳥海山を見ています。
 演出・設定は、すべて私がしました。田んぼにはオタマジャクシもいました。
アマガエルさん、たくさんいそうで、捜してもなかなか見つかりません。
トノサマガエルもいますが、写真向きでありません。それに動きが早くて
捕まりません。
 アマガエルさん、地上からは蛇さん、上空からは鷺、カラスなどが餌として
狙っています。写真を終えた後、近くの深い堰に放してやりました。

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 鳥海山の稜線にまもなく沈む上弦の月です。説明しないと見えにくいのが
残念です。
もっと、明るい月を撮ろうと思うと、まだ、夜明け前になります。
鳥海山の稜線から月が高すぎて、茅葺きの納屋に陽が当たらず、暗くなります。

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 天気が良くて空気が澄んでいると、県内各地から鳥海山が見えます。
道路の向こうに小さく、白く見えるのが鳥海山です。
 茅葺きの納屋の近くに積み上げた木は薪ストーブ用です。
春早く、雑木を伐採して冬のために準備します。

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 5月に低温が続いたため、田植えの時期も例年より遅らせたそうです。
新緑の季節もなんとなく6月にずれ込んだ山里の風景です。

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 全部が新緑一色の感じがする風景です。
山里のこの周辺、6月になっても朝夕の冷え込みが続き、稲の生育も
遅れているそうです。今は4〜5本の苗から株の本数が増える時期です。
まだ、増えていません。
6月に入り、ようやく晴天の日が続き、なんとか持ち直してくれるでしょうか?
もし、6月以降も低温が続けば、平成5年か、古くは天保時代の再来になります。
そうならないことを祈ります。

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 この日は、陽が高くなっても無風で、田んぼに映し出す風景、
鏡に映しているようでした。心が癒されるのどかな風景です。

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 秋田の内陸部、横手盆地は日本一広い盆地です。地理で習いました。
市街地を避けて田んぼのある郊外を走ると、ずっと同じような風景が
続きます。田んぼがあってどの民家も屋敷林に囲まれ、集落が点在しています。
以前にも車で走ったと思いながら、実は初めての道でした。
それが幸いして、LAー15の民家を発見しました。感激でした。
家人が在宅で、事情をお話して撮らせて頂きました。しばらくお話することが
できました。なんでもこの民家の周辺に茅場がなくて、青森の業者から
葦(ヨシ)を購入しているそうです。茅手さんは私の知り合いでした。
最後にお別れするとき、この民家の近くにも茅葺き民家の情報を教えて
頂きました。実は、平成の合併前、この町で、私が計上した民家は
1戸だけでした。それが一度に3戸も追加されました。数年ぶりです。
まだまだ、秋田には私の未発見の茅葺き民家があります。

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 赤と白のシャクヤクです。
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 逆さフジと言えば桐の花ですが、こちらは登りフジのルピナスです。
妻が言うことなので真実のほどはわかりません。

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 ネギボウズと思ったらアガパンサスだそうです。妻から教えて頂きました。
ルピナスもアガバンサスもあまり聞き慣れない名前で外来種でしょうか。

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 上の2枚、稲藁(ワラ)で作った大蛇です。集落の境にあって、村に入って来る
災いを撃退します。以前、紹介したワラで作った鹿島様(鍾馗様)などと
同じ役割です。
 民家の写真を撮っていたら、偶然、通りかかった郵便屋さんが止まりました。
天気も良かったので、しばらくお話することができました。
世間話の中で、以前、見たワラで作った大蛇の話になって、ここにもあるよと
言う話になって、場所を教えて頂きました。
その存在は知っていました。まさか、今、私が通って来た集落にあるとは
思いませんでした。民家にばかり気を奪われて、木に巻き付いている大蛇は
見逃してしまいました。
早速、戻ってふたつの大蛇の写真を撮ることができました。
たぶん、1年に一度、掛け替えると思われます。
そのとき、また、撮り直したいと思います。一番、知りたかったことを
聞き忘れました。
 村々で先人から延々と受け継がれて来たささやかな信仰、おまじないです。
ずっと守り続けたい大衆信仰・風習です。

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 一休み
 晴れているのに、鳥海山が霞んでいます。濃霧が発生しています。
早い時間に晴れるだろうと思いながら鳥海山に向かいました。
どんどん向かって行ったら、鳥海山のすそ野まで来ました。
軽装で散策できるので、森林浴に切り替えました。
写真は奇形のブナの木です。幹まわり7.6mで日本一大きいブナの木です。
ただし、奇形ブナとしての幹まわりです。
このような奇形のブナが大きなブナの森の中、至る所で見ることができます。
 江戸時代から明治にかけて、この森で炭を作っていました。ブナを根本から
切らずに途中の枝から切ります。その枝も全部切らず、数本残して置きます。
そうすることによって、また、枝が再生し、ずっと炭用の木を利用できます。
奇形のブナは炭用の木を切ったため、できた?と言われています。


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 一休み
なんで水路の写真か?棚田式の水路です。この水路、歴史的遺産です。
土木遺産です。遥か鳥海山から流れて来る雪解け水は冷たく、この地域で
お米を作るための水として適しません。
あまりに冷たく、このまま飲んでも差し支えないほど澄んでいます。
浅く棚田式にすることによって、冷たい水を太陽熱で温めます。
その水を田んぼに引くことによって安定したお米作りができるようになりました。
ここで暮らしていた先人の方々が延々と築いた来た水路です。
このような水路がこの地域周辺に数本あります。

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一休み
 私の初夏の風物詩、川ガニ、モクズガニです。海で捕りました。今が旬です。
鍋の中に4匹います。例年に比べ、少ない数です。
たくさん捕っても仕方ありません。私しか食べません。写真後、塩ゆでにして
食べました。

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 茅葺き民家の写真を撮っていると、茅を葺いている現場に遭遇します。
茅葺き民家の減少で、葺いている現場に遭遇できることは稀です。
 日中の気温が30度近くまで上昇した中での作業でした。
3人の茅職人さん、昨年は一度、葺いている現場でお会いしました。
そのときの写真を1年後の今日、ようやく渡すことができました。
 茅職人の高齢化で、このような作業風景自体が貴重な写真となりました。
できるだけ、記録として残そうと思い、数十枚撮りました。
全部、公開できなくて残念です。

 屋根の中で、一番大切な頂上部の修復です。押さえの置木(置千木)も
一度、下ろして修復していました。頂上部がしっかり修復しないと雨漏りの
原因となります。

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 私も屋根の上に登らせて頂きました。屋根の勾配がとてもきつく、
屋根が垂直に立っているような錯覚に陥ります。天が高く感じます。
屋根の頂上部まで登りました。視界は良好ですが、とても怖いです。

 屋根の頂上部で、3人の茅職人さんの記念写真を撮らせて頂きました。
そして、屋根から降りるとき、また、撮らせて頂きました。
陽射しが強く、帽子の影で顔の表情がよく見えません。公開のための
写真です。何枚かは、ちゃんとフラッシュを発光させて撮らせて頂きました。

 次の現場を教えて頂きました。でも、行けるかどうかわかりません。
きょうの撮った記念写真は、次回いつかお会いできたときにお渡しします。
貴重な写真の数々を撮らせて頂き、感激・感謝の一日でした。
そして、ここで暮らす家人の方にもお礼をして帰路にしました。

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 鳥海山の表情は、一ヶ月の間にも、刻々と変わります。
残雪が溶けてできた雪形も刻々と変わって行きます。
昔の人は、雪解けで現れる雪形によって農事暦としました。全国的に有名な
雪形は長野・岐阜県境の白馬岳でしょうか。
鳥海山の雪形、何に見えますか?
6月は梅雨の季節で、このように晴天で見られることはなかなかありません。



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