2005年 11 月



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 青森のリンク仲間、S氏からメールを頂きました。ホームページ更新の案内です。
青森県と言えば、リンゴです。茅葺き民家と、今が旬のリンゴの写真が紹介されていました。

  秋田だってあります。茅葺き民家と、今が旬のリンゴの写真です。
上の写真、手前にりんごを大きく撮りたいと思ってファインダーをのぞいたら、
目的の茅葺き民家がほとんど写りません。
諦めて、まわりを見渡したらいいものを発見しました。
火事を知らせる半鐘の塔です。赤錆びて、ちょっと危険そうです。誘惑に負けました。
悪い行為と思いながら、半分ほどまで登って撮りました。クレーンショットです。
最上まで登って撮ったらどんなアングルになるか?
そんな余裕はありませんでした。目的外使用ですから。


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 中山間地域に位置する里山の広葉樹が紅葉の見頃を迎えました。
上の写真、茅(ススキ)です。遠方にある茅葺き民家の葺き替えに使います。
刈り取った茅は、しばらく天日で干します。

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 中山間地域の里山の広葉樹が見事に紅葉していました。
そして、遠方にうっすらと鳥海山です。里山の紅葉が見事でした。
写真でしか、紹介できないのが残念です。
本物を見たい方は、秋田へ観光でいらしてください。お待ちしています。


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 鳥海山の見える最終目的地です。
どの位置でシャッターを押しても、お気に入りの写真がたくさん撮れました。
出羽富士と呼ばれる鳥海山、ずっと撮り続けたいスポットです。
 
  ここで写真を撮るときは、家人に迷惑が及ばないようなルールが必要です。
以前にも、同じことを写真を紹介しながら言いました。
他人の土地に無断で入って、無断で撮って帰る、これは、やはり、マナー違反です。
マナー違反が多いため、「注意書き」の看板を設置しました。ロープを張りました。
以前に比べて、少しは効果が上がったようです。
この民家で、静かに暮らすご夫婦のためにも、非礼のないようマナーを守って、
気持ちよく写真を撮りたいものです。
 
  この日、おじゃましたとき、在宅でお仕事中でした。冬支度です。
撮った写真でカレンダーを作り、差し上げました。ささやかなお礼でした。
  11月と12月は、私にとって、この1年間お世話になった方々へのお礼の季節です。
全部回ってお礼をしたいと思いますが、とても回りきれません。
非礼は、来年に持ち越しです。


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 11月8日、くもりのち雨の予報でした。予報が外れ、朝方は晴れました。
11時頃から曇り、最後に紹介するBA−20を撮るころには大粒の雨になりました。
 寒冷前線に伴う激しい雨、強風で大荒れの天気でした。
一部の地域で、竜巻が発生し、大きな被害が出ました。

 さて、上は、たわわに実った大きなリンゴの紹介です。
りんごと茅葺き民家、お気に入りの写真が撮れました。
6月のショット「AW−25」で紹介したその後です。まもなく収穫です。
残念です。6月のショットで紹介したおばあちゃんは不在でした。


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 リンゴが実る母屋の後方、納屋(作業小屋)です。今年、一部、葺き替えました。
手前の物干し竿、干し柿です。BA−13のオレンジ色の葉は柿の葉です。
黄色に色づく葉はイチョウです。

 奥さんが在宅でした。「お茶でもどうぞ」のお言葉に甘え、ご馳走になりました。
ここで収穫したりんごまで頂きました。本当に恐縮しました。
 世間話の中で、以前から紹介したいと思っていた文化財登録制度についてお話しました。
パンフレットを差し上げました。
私の判断で、茅葺きの母屋、茅葺きの納屋、漆喰の土蔵、築後50年以上など、
登録の要件は充分に満たしていると思いました。

 残念ながら、まだ、秋田県内で、この制度を利用して登録した茅葺き民家は
1戸もないと、県の方から聞きました。

 この制度は改築などの規制が緩やかな反面、屋根などの葺き替えに対する助成がなく、
大きなメリットがないため、普及しないのかもしれません。


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 秋の彩りです。モミジと柿の実です。


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 初めて紹介する民家です。裏側の屋根を葺き替え中でした。お馴染みの職人さんでした。
 ご夫婦が在宅で、突然の訪問にも、とても温かい会話ができました。


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 天気が曇りから、この写真を撮るころから雨が落ちてきました。
当初、目的になかった道路を通って、偶然、発見した茅葺きの納屋です。
この辺は中山間地域で、やはり、平野部の里山に比べて紅葉がとてもきれいです。


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 雨が本降りになりました。大粒の雨です。
上の民家も予定のコースになかったところを通って、偶然、発見しました。
初めて紹介する民家です。
茅葺き民家とモミジの見事さにとても感激しました。さらに、板倉が2戸あります。
私にとって、とても貴重な発見になりました。
ご夫婦が在宅で、ここでも温かい会話をすることができました。
 
 この日の天気は、間違いなく冬に向かう天気でした。冷たい雨でした。
でも、私の心は立ち寄った先々で、とても温かい会話ができ、清々しい気持ちでした。
秋田の人の温かい人情を肌で感じることができました。

 この日、新たに2戸の茅葺き民家が、私の統計に加わりました。減算はありません。
500戸を超えました。


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 ※ 画像は小さくしてあります。

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 11月10日、仕事明けです。快晴です。予報は曇りから雨です。
はるか日本海沖を見ても雲はありません。私の予報は、日中、しばらくは晴れです。
出かけました。鳥海山を南に見ながら、東へ向かいました。
標高の高い山々は雪化粧していました。
 のんびりと、遠くの山々や里山を眺めて走りました。
低い里山の紅葉は、今ひとつ冴えません。くすんだ茶色一色で、変化の乏しい紅葉です。
標高が中山間地域になるにつれて、紅葉も色とりどりであざやかになりました。

 8日、初めておじゃました民家(BA−20)に着きました。
こちらの到着と、ご夫婦が外出先から帰って来たのが同時でした。
8日のお礼に、大きく引き延ばした写真とカレンダーを差し上げました。
お願いして、ご夫婦の写真を撮らせて頂きました。
今は亡き私の父母を思い出しました。ありがとうございました。

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 写真を届けて、晴れの天気で板倉のある風景を撮ったので、もう帰路にしました。
同じ道を帰るのでは、脳がありません。予定にないコースを走ってみました。
ありました。ありました。新たに、また、2戸発見しました。大きな杉の木がある民家です。
T字型の民家でした。中山間地域にあった民家です。
私の立っている後方は、すぐ里山でした。里山に囲まれた谷あいが続きます。
そのまま、進行しました。


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  新たに発見したもう1戸の民家です。手入れの行き届いた民家です。
大きな杉の木があり、写真の左側、ちょっと高い位置に板倉がありました。
この民家から、さらに谷あいを進むと、まもなく民家が途切れました。
林道がありました。そのまま林道を登って行くと、尾根付近に民家があって、
その民家から下れば、里山の集落に着くと、農作業をしていた方が教えてくれました。
登りました。まもなく舗装が途切れ、砂利道になりました。砂利道のところどころが
わだちになって、車が、はまったら最後です。心細くなり、後悔しました。
4輪駆動の車ですが、山道を走るように出来ていません。
林道が急峻です。杉林の中を通りました。杉林が終わると広葉樹になり、紅葉が見事です。
ゆっくり眺める余裕などありません。尾根に近づいたと思うころ、急に視界が開けました。

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 尾根付近の風景です。左側の道路が、登って来た道です。
尾根付近は広く、田んぼが4町歩(約4ha)ほどあるそうです。驚きでした。
尾根の民家は2戸あり、住んでいるのは1戸だけです。お墓が数個ありました。
標高は300メートル前後あるものの、陽当たりが良好なため、お米はできるそうです。
道路の左側に柿の木があり、母屋があります。手入れが行き届いています。
集落の歴史などをいろいろ尋ねてみたいと思いました。でも、やめました。
物見遊山的に来てしまった私に、ここでの暮らしを尋ねることはできませんでした。
この民家から里山の集落に通ずる道は舗装でした。
下りの坂道は、急で、道路脇の山肌に整備された棚田式の田んぼが散在していました。
里山の集落の広い道に出たとき、やっと安心しました。


 限界集落 とは
【 住民の半数以上が65歳以上の高齢者で
        
高齢化で集落自治が機能低下し、田畑の仕事や祭りなどの行事を
共同で出来なくなって、社会生活の維持が困難となっている集落の
ことです。
限界集落は、やがて、人がいなくなり、消えてしまう瀬戸際に
立たされています。残されたのは、荒れ果てた田や畑、
秋田県では、この40年間で、200近い集落が廃村となって
消えてなくなりました。 】

上の解説は、NHK秋田、ローカル番組、「限界集落」のプロローグです。

 ここに1冊の本があります。題名は「秋田・消えた村の記録」です。
著者は、16年前から、秋田県内の集落をくまなく回って、その実態を調べ、記録しています。
その記録をまとめたのが、「秋田・消えた村の記録」という本です。
消えた集落のほとんどが、中山間地域(山村)にあった集落です。
本の内容は、最初に、集落に至るまでの道筋、著者のエッセイで始まり、
村の地形、村の起こり、戸数、移転年、移転先、公共施設・観光・史跡、
電気・電話の開通、移転記念碑・記念誌、現況などです。
そして、最後に、消えた集落で暮らしていた方々のふるさとに寄せる思いが綴られています。
ふるさとに寄せる思い、私の胸にじーんとくるものがありました。

 私の紹介する茅葺き民家の中に、中山間地域の民家が数多くあります。
地図を見て、地名があって、道路があれば、茅葺き民家がありそうで行ってみます。
車社会の現代、集落のあるところは、ほとんどが舗装されています。
林道や農道まで舗装されています。
広域農道は、国道や県道と見間違うほど、とてもよく整備されています。
あちこちくまなく整備された県内の道路は、私の茅葺き民家の写真を可能にしています。
ホームページで、新たに発見した茅葺き民家を紹介することができます。
今月は、新たに4戸を発見し、3戸紹介しました。
 先人たちが、長い時間と労力をかけて作った田んぼや畑、ふるさとの原風景、
今後も撮り続けたいと思いました。
 NHKの番組「限界集落」と、「秋田・消えた村の記録」の本を読んで、
ちょっと真剣に考えてしまいました。          (11月11日加筆)



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 柿が実る高台から撮りました。高台は神社です。
BA−28の窓際に吊しているのは干し柿です。
 ここで写真を撮った後、寄り道をして物見遊山に行きました。
「道草7」に紹介します。
 


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 11月23日、最初に撮ったショットです。大きな直家の民家です。
姉と弟がおかあさんに手を引かれ、歩いていました。微笑ましい光景です。
 この日、久しぶりに妻が同行しました。たぶん、桜が咲く5月以来のことです。
上のような光景を見ると、私も妻も昔を懐かしむ年代になってしまいました。
 
H17.11.23
撮影

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 柿がたわわに実る光景? 小さくてすみません。台風の被害もなくたくさん実っていました。
早く摘み取って干し柿やさわし柿にしたらと思う光景です。


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 2〜3日前、中山間地域の里山周辺に雪が降りました。
5センチぐらい降り積もったそうですが、雨が降って溶けました。
本格的な冬の到来です。遠くの山々は、根雪になりそうです。

 ネットを楽しんでいたら、今年、ここで開かれたイベントが紹介されていました。
興味のある方はご覧ください。
イベントは「2005 秋田県 中山間ふるさと 水と土 現地見学会」です。


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 BA−33で、遠くに見えた里山の近景です。

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 10月に紹介したセンブリの自生する里山から撮りました。
里山の尾根から撮りました。一望できて、眺めがいいでしょう。
そうそう、センブリを10株ほど摘みました。家に持ち帰り干しています。
 煎じて飲んでみたい方、メールください。送ります。


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 同じく、里山の尾根から撮りました。2〜3日前に降った雪が残っています。


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 同じく、里山の尾根から撮りました。数年ぶりにマムシに会った里山です。
今は、たぶん、冬眠中です。
 この場所で、6月に紹介したイタヤカエデの葉は散っていました。
変わりに、低木のモミジがとても見事でした。黄色から深紅に変わるところでした。
あまりに見事で、3枚紹介しました。


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 11月◇◇日、この日の予報は、くもりのち雨でした。
ネットで日照の予報を見たら、午前中、晴れ間が期待できました。
晴れ間は、一瞬で、ほとんど曇りでした。

 帰路の途中で雨になり、偶然、撮った虹です。
思いがけず大きな虹を妻とふたりで見て、とてもロマンティックな気分になりました。



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